例えば、英語が得意な方と苦手な方。
両者には脳の使い方に大きな違いがありました。
英語の得意な方にはいわゆる、"脳の省エネ化"が起こっている…。
先日放送された、『人間とは何だ!?』というTV番組で放送されていた内容です。
2015年2月放送『生命38億年スペシャル 最新脳科学ミステリー“人間とは何だ…!?”』|TBSテレビ:テレビ未来遺産
英語だけでなく、一流プロスポーツ選手と一般の方や、プロアナウンサーと研修生などなど検証実験を行っており、色んな分野で脳の使い方に違いがあると結果が出ていました。以下、簡単にまとめてみました。
プロとアマの脳の使い方の違い
流暢に話せる英語の得意な方と、思っているなかなか言葉が出てこない英語の苦手な方は脳の使い方に違いがあるそうです。
得意な方が英語を話すときの脳の活動を測定すると、ある箇所が局地的に活動していたのに対し、苦手な方は脳の色んな箇所が広い範囲で活動していました。
つまり、苦手な方は英語を話すときに、脳をフル回転させていたのに対し、得意な方は脳の活動を必要な箇所だけ効率よく"省エネ化"していたのです。
"脳の省エネ化"でなぜいい結果を出せるのか
"脳の省エネ化"は、英語を使うときだけではありません。
サッカーのネイマール選手が足を動かす時の脳の活動範囲がアマチュア選手の1割以下であるとの研究結果が発表されていました。
ネイマール選手:脳の活動も超人的 負荷はアマの1割以下 - 毎日新聞
"脳の省エネ化"により、脳の負荷を少なくすることで、瞬時に対応できたり、より複雑で高度なパフォーマンスも可能になるのでしょう、と研究者がおっしゃっていました。
"脳の省エネ化"を習得するトレーニング方法
『人間とは何だ!?』では、英語の習得を目指し、脳の省エネ化する為には、
- 2200時間の勉強
- 楽しく取り組む
この2点が必要と話されていました。この2点は子どもから年配の方まで、年齢は特に関係ないのだとか。
2200時間は、1日3時間勉強するとして、毎日続ければ2年ちょっとです。もう少しペースをゆっくりにすると3年くらいでしょうか。
そして、あくまでも楽しく取り組むのがとても大切だそうです。
最後に
何かを習得することって、目に見えず実体がない上、方法論は多岐に渡っているので、手探り状態でした。
しかし、脳の活動の仕方を色んな実験映像で拝見して、「脳の省エネ化を目指して取り組めばいいんだ」と、明確になったので、勉強に取り組みやすくなりました。
検証する為に、勉強時間を記録し、2200時間経過した時の習得具合を確認してみたいですね。
分野は検討中です。分かりやすいものがいいですね。
→【追記】検証分野は"Webデザイン"に決めました。今後、検証記事も検証記事も書いていきたいと思います。Wd2200 Project カテゴリーの記事一覧 - IT系女子ログ
脳科学といえば、先週に開講したばかりの、『脳と創造性』という講座を無料で受講しているのですが、とっっても面白いです。
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参考にどうぞ
新技術:ネイマールのテクニックの秘密は脳にある? 先端技術で解析 (1/2) - EE Times Japan

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